小規模企業共済を個人事業主が年途中で加入した方法をメモします。これから加入される方はご参考ください。小規模企業共済とは?メリット・デメリットは?などは色んな所で紹介されているので割愛します。
目次
持ち物
- "開業届け"控え 又は 昨年の"確定申告書"控え
- 印鑑
- 小規模共済共済の申込用紙(記入しとくと楽)
- 現金
申込用紙はネットで取り寄せて記入して持って行くと時間短縮になります。1週間くらいで送付と案内ありますが2日営業日くらいでポストに届きました。金融機関によっては店頭に申込用紙が置かれておらず、窓口で手渡しの場合もあるので、待ち時間がもったいない方は取り寄せましょう。
銀行と信用金庫どっちがいい?
小規模共済共済は商工会または窓口がある金融機関かつ、運営元が業務委託している所に限られています。
商工会
商工会議所
中小企業団体中央会
事業協同組合
青色申告会
都市銀行
信託銀行
地方銀行
第二地方銀行
信用金庫
信用組合
商工組合中央金庫
農業協同組合(29都道府県)
引用元:http://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/procedure/contact/index.html
商工会や団体での申し込みも可能ですが、引き落とし口座のある金融機関に確認印を貰いに行き、戻ってくる手間があります。なのでオススメできません。これを一度にできる銀行か信用金庫がオススメです。
で、どちらがいいのか。
結論:信用金庫
理由は窓口の人が小規模共済共済に慣れている可能性が高いからです。銀行は売上10億以上などの企業が相手で、一般の利用は預金が殆どです。窓口に言っても分からず時間がかかることが多いようです。
反対に信用金庫は地元中小企業・個人事業主を顧客ターゲットにした金融機関なので、自然と小規模共済共済が対象としているお客さんを抱えています。その分小規模企業共済の申し込みを受けるケースも多いはずです。
私は信用金庫で加入申し込みをしました。
申し込みはお昼を除いた方がいい理由
これも窓口の人によって変わりますが、小規模共済共済に書類の質問などを問い合わせが生じた際に12時~1時は電話が繋がらず待たされます(汗
銀行や信用金庫はお昼も窓口が空いてますが独立行政法人 中小企業基盤整備機構はしっかりお昼休みを取っていて電話が留守電になります。全ての行員さんが小規模共済共済になれているわけではないので仕方ないですが時間かかるケースもありますのでご注意を!
個人口座がある銀行へ は間違い
時々ブログに書いてある「普段使っている銀行口座で申し込み」は厳密には間違いです。正確には「個人事業口座」ですね。事業を起こす前は「個人用口座」で銀行や信用金庫の口座を開設していると思いますが、あくまで個人用で、開設時に聞かれる用途で「貯蓄・生活費・投資」などと答えてるはずです。「事業」ではありません。
分かりにくいのは小規模共済共済の申込用紙やHPに「個人名義のみ引き落とし可、屋号付き・屋号単体・法人名義不可」とあります。正しくは「個人名義の"事業用口座"」です。
そりゃそうだろ!と突っ込まれそうですが、窓口で待つのが面倒なので口座だけはネットからWEB開設ができる個人口座で申し込もうとしたんですが、事業だからNGです と言われてしましました。ですよねー(@@;)
これも金融機関によると思いますが、顧客登録情報に既存の個人口座に用途「事業」を追加するのか、新たに「事業用口座」を開設するのかはまちまちだと思います。口座自体は30分くらいで(混んでなければ)作れるので不明点は窓口で聞いてみましょう!
申込時の現金あり なし はどっちがいい?
小規模共済共済は12月に申し込むなら「現金納付ありで!」と紹介されていることが多いですが年途中はどっちがいいのか?
答え:現金なし
以前は現金あり じゃないと申し込みができませんでしたが、今は2ヶ月後に3ヶ月分引き落としでよければ現金なしで申し込めます。私はなんとなく3ヶ月分を現金納付ありで申し込んだのですが、引き落としで申し込めますよ~と遠回りに メンドクサイ と言われてしまいました(笑。最近の金融機関はできるだけ窓口で現金に触れないようにしています。で小規模共済共済の前納は口座入金するまで数十分?くらい窓口内で浮いてるお金になるんです(恐らく)。顧客口座に入金できないし、新規申し込みだとすぐに中小企業基盤整備機構に振り込むわけにもいかないのかな?
業務上はメンドクサイ処理になるんでしょうね。上の人?に確認して「大丈夫です~」と言ってもらえました。窓口のお姉さんごめんなさい<m(__)m>
現金はどのくらい持って行く?
手元に年内分の共済金が用意できるなら入金してしまったらいいと思います。1000円とかでも口座開設はできますがどのみち後で入金に言ったりネットから振り込むなら手間がかからないので。
口座開設と小規模共済共済申し込み同時にかかった時間
約1時間でした。窓口が空いている時間を見計らって行きました(googlemapの混雑予想で やや混雑)。小規模共済共済の申込用紙は「口座番号」を記入するのみで、あとは記入して持参しました。特に訂正する箇所もなかったですが、不安な場合は聞きながら書いてもいいと思います。それだと+30分で1時間30分くらいでしょうか。
月末月初、五十日(5日、10日、15日など)は金融機関が混雑します。ずらして行くとスムーズですよ!
事業内容や売上は審査される?
窓口で申し込み時点では審査はありません。申込用紙に法人名か屋号(ないケースもあり)を書くので、それを元に独立行政法人 中小企業基盤整備機構が審査を行い、OKなら40日前後で専用の通帳が送られてきます。
雇用人数や兼業で確認が必用な場合を除けば問題なく通ると思います。