CASHというアプリがネットを騒がせていましたので色々と調べてみました。初日リリース開始16時間で3.6億円のCASH化がありました。リリース初日に試してみたのですが、ネットの情報を鵜呑みにして遊ぶと「ウシジマくん」みたいな人がピンポンしに来る可能性もあるので注意しましょう。CASHの現状と今後再開したらどうやって稼ぐのがいいか、早速みてみましょう。
CASHって質屋アプリなの?
運営会社によるとCASHは質屋ではなく、中古品の買取アプリというスタンスです。
質屋は商品を担保に、その場で現金を得ることができ、契約した時間が経過すると質屋に入れたモノが戻らない仕組みですが、CASHはアプリで査定した商品をスグ売却(送付)せず、現金(CASH)を受け取ってから2ヶ月間の間に売るのか、やっぱり止めるのか決めることができます。
表向きは中古屋さんの店頭買取をアプリにして先払い即金の仕組みを取り入れたよ!ってことですね。
2ヶ月以内にCASH化したものを「やっぱり売るのやーめた」と宣言することもできますが、15%の手数料を上乗せして返金しないといけません。年利にすると90%というヤミ金もビックリな%です。もちろん換算すればの話で2ヶ月過ぎると%が上がっていくということはありません。(金利云々、賃金法等々の詳しいことは割愛しています。)
どうやって使うの?
CASHはアプリをダウンロードして電話番号認証をするだけで利用できますが、現状はIOS(iphone)向けしか提供されておらず、androidは今後リリース予定となっています。リリース日は未定です。
*現在はサービス停止しています。再開は未定です。
アプリをダウンロード、電話番号認証
CASHアプリをダウンロードします。アプリを起動したら電話番号の認証が必要です。SMSでショートメールが送られてきたら認証番号を入力して登録完了です。ここまでで住所、氏名、口座番号などは登録無しで使えるようになります。
ブランド名を選択する
CASHの特徴として、買取対象商品はブランド物に限られています。買取後、再販しやすい商品のみを対象にしているようです。
手持ちでCASH化したい物のブランドを確認して選択します。洋服やバッグなどのブランド名が多い印象ですが、appleやSONYなどのスマホ、タブレットを販売している会社名もいくつかありました。逆に家電・パソコン、マイナーなメーカーはほとんど無いようです。
商品名を選択する
ブランド名を決めたら商品名を選択します。例えばブランドが「apple」なら商品名は「iphone6 128gb」など。ここに表示されないものは買取ができません。
商品の状態を選択する
商品の状態を星5~1で選択します。完全に自己申告です。試した限りでは星の数によって査定金額に変化はありませんでした。ブランドやカテゴリーにもよるのかも知れません。
運営側で細かいサンプル写真なんかを用意してくれていればいいんですが、凄く曖昧ですね。それでも利益がでるくらいの査定金額に設定されているのでしょう。
写真を撮る
写真を商品の全体が分かるように撮ります。ですが実際にこの写真を査定に利用はしていないようです。iphoneを選択してティッシュ箱を選択しても20000円と査定されました。この写真は規約上は投稿と呼ばれる一部で、実際に買取で送付した際に相違がないか確認する為の写真のようです。
つまり商品名と実物が異なっていても査定は可能ということです。(後述しますが、この方法でCASH化してはいけません)
https://twitter.com/Piz_Pz/status/880044235768045568
https://twitter.com/nyoro2n/status/880321950676959232
査定額を確認してCASHを選択する
査定額が画面に出たらCASHするか、止めるか選択画面をタップします。ここでCASH化を選択すると即日現金を引き出すことができるようになります。誤ってCASH化してしまうと、キャンセル時に15%のキャンセル料が発生するので査定だけで遊ぶ場合も注意が必要です。
CASHを返さない
CASHを返さない場合は2ヶ月以内に運営に商品を送ります。CASH化したリストから「返さない」を選択後、手順に従って住所等を入力していきます。運営がヤマト運輸に集荷依頼をかけてくれるので、集荷がきたら荷物を渡して完了です。伝票は発行して貰えるので、こちらで用意する必要はありません。
CASHを返す
CASHを返す場合は査定額の手数料15%を上乗せした金額を返すことになります。
https://twitter.com/sumihiro/status/879908274979561473
簡単ですが、CASHの流れでした。ここまで見てると思いますよね
錬金術的に稼げるんじゃないか と。
現状はサービスが停止しているのでツイートも少ないですが、twitterを見ているとチャレンジャーな方達が雑誌の付録やまったく違う物を査定に出して現金を引き出しているみたいです。理由としてはペナルティーは電話番号が会員権利剥奪(BAN)されるのと20000円返すだけのリスクでしょってことみたいです。
では利用規約を見てみます。
CASHの利用規約を見れば錬金術は不可能でハイリスク
規約から気になった所だけ抜粋しています。全文は公式サイトでご覧下さい。
規約に対してのクレームは受け付けないよ
CASH化した後に「15%手数料の確認画面が無い」と不満を漏らしている方もいますが、電話番号認証の前に利用規約が画面下に表示されています。電話番号認証が完了したら規約に同意したものとなりますのでご注意ください。
買取件数に上限があるが上限が不明
買取価格、件数は運営側が所定の上限があるようです。この上限は公開されていません。大量に仕入れてCASH化するのはちょっと怖いですね。
まったく違う物を買取に出すと損害賠償請求される可能性
面白がってティッシュ箱をiphoneとして査定し送ったら、返金だけでは済まなさそうですね。
ブランド名と違う商品を査定してCASH化したらダメ
虚偽の申告は損害賠償請求の対象です。
運営側が適切でないと判断すれば買取できない
査定して送った後に「買い取れないよ、CASHとキャンセル料振り込んでね」と言われても困りますよね。査定額が出た段階で買取可能との判断だとユーザー側は思いますが、どうなんでしょうか?最初の荷物は既に運営側の倉庫に届いて仕分けしているはずです。今後の情報に注目したいです。
同じ商品の買取には制限がある?
「同一または類似の情報等を複数回にわたり”投稿”する行為」とありますが、他の規約を読んでいると、”投稿”はCASHの査定に出す行為を指しているようです。つまり、iphone中古で100台買ってきて転売すれば儲かるんじゃ?ってのはダメってことですね。
また、メルカリやヤフオクなどで仕入れて売る場合も手元にない物は禁止されています。出品者の画像を転用して査定しているツイートも見ましたが、そのまま送付したらアウトです。CASH化した時点で写真は運営側のサーバーに保存されているので、とても危険な行為です。
債権回収はウシジマくんに依頼するかも
CASHの返済が滞った場合、回収はCASH運営の社員ではなく、第三者に委託して回収する可能性があります。第三者がピンポン来る前に返済しましょう。ウシジマくん、怖いです。
まとめ
規約に書いてあることのほとんどは他の会社のサービスでも書かれていることで2ヶ月で15%のキャンセル料を除けば珍しくありません。
ウシジマくんも脅かしているわけではなく、これから利用する方が、面白がって遊んでいる内に負債を負っていた、返せない となってほしくないのでピックアップしました。普通に利用してれば即金になる面白いアプリだと思います。目の前の物を手当たり次第CASH化して遊んだり、稼ごうとするあまり、大量に同じ商品を仕入れてCASH化(不可能なはず)などはやらないようにしましょう。
- メルカリ、ヤフオクなどの転売は可能
- 大量買取は制限がかかる可能性あり
- 同一商品は断られる可能性あり
- テキトーな商品(虚偽情報)でCASH化すると損害賠償請求される可能性あり
CASHはいつ再開するのか
公式発表があるまで分かりません。金融庁が賃金法の関係で調査をするとの噂もあります。再開してもこれまでの仕様と変わるかもしれません。